通信の秘密について(副業でサイト運営する人向け)

個人であっても法人であっても、利用者同士がやりとり出来る(インターネットを通じて通信が出来る)掲示板などの場所を提供する場合、通信に秘密に関する法律の規制の対象となる場合があり、違反すると罰則もありますので注意が必要です。

ここでは副業でサイト運営(特にコミュニティサイト)をする方向けに通信の秘密について解説します。

1.通信の秘密とは

電話やメールなどによる通信の有無、通信の内容を検閲、閲覧してはならないことを日本国憲法及び電気通信事業法によって定められています。

第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密はこれを侵してはならない。

日本国憲法

(秘密の保護)
第四条  電気通信事業者の取扱中に係る通信の秘密は、侵してはならない。
2 電気通信事業に従事する者は、在職中電気通信事業者の取扱中に係る通信に関して知り得た他人の秘密を守らなければならない。その職を退いた後においても、同様とする。

第百七十九条  電気通信事業者の取扱中に係る通信(第百六十四条第二項に規定する通信を含む。)の秘密を侵した者は、二年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
2 電気通信事業に従事する者が前項の行為をしたときは、三年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する。
3 前二項の未遂罪は、罰する。

電気通信事業法

携帯電話の通信内容などは携帯キャリアでないと関係がないので、ここでは「副業でサイト運営をしている人」に限って解説をします。

掲示板の投稿、つぶやきの投稿、ブログへのコメントなどはインターネット上に公開されているので「通信の秘密」の対象にはなりません。

サイト運営をしていて「通信の秘密」に該当する部分は、利用者同士が1対1でやりとりが出来るメッセージ機能を持っている場合になります。

メッセージ機能によって送受信された内容はサイト運営者といえども検閲、閲覧をすると通信の秘密に関する法律に違反していることになってしまうので、法人ではなく個人でサイト運営をしていてもメッセージ内容の検閲、閲覧は絶対にしてはいけません。

2.電気通信事業届出

副業でサイト運営をするなら電気通信事業届出が必要で書きましたが、運営するサイトが掲示板やコメントだけで全ての内容が公開されていて、利用者が1対1でやりとりするメッセージ機能が存在しない場合は、秘密として扱われるべき通信が存在しないので、通信の秘密に関する法律の対象ではないので、電気通信事業届出は提出する秘密はありません。

ただ、運営するサイトが1対1でやりとりするメッセージ機能がある場合は、個人であっても総務省に電気通信事業届出を提出する必要があります。

電気通信事業届出と聞くとものすごく難しいもののような気がすると思いますが、過去に掲示板サイトを運営していた時は当然提出していましたが、運営していた掲示板サイトは全て売却したので廃止届出をしていたので、今回@副業掲示板を作るにあたってまた電気通信事業届を提出しました。
届出の書類作成は10分で提出する書類の作成が終わるくらい簡単なものです。

書類の作り方などは副業でサイト運営をするなら電気通信事業届出が必要でまとめています。

電気通信事業届出は10分もかからず出来る書類ですが、行政書士に作成を依頼すると2〜3万円も取られてしまうので、本当に簡単に出来るので自分で作成することをお勧めします。

副業でサイト運営をするなら電気通信事業届出が必要

2019年9月13日

3.対象となる部分

掲示板の投稿などはインターネット上にやりとりの内容が全て公開されているので守るべき通信の秘密が存在しないので通信の秘密に関する法律には該当しませんが、利用者が1対1でやりとり出来る(送受信した内容が送信者、受信者の2者間でしか閲覧が出来ない)メッセージ機能については、サイト管理者といえどもその内容を検閲、閲覧すると通信の秘密を侵していることになってしまいます。
ただし、メッセージ機能でも通信の秘密の対象外となる例外があります。

それは「送信者、受信者のいずれかが通信の秘密の権利を放棄した場合」です。

メッセージ機能の送信者、受信者のいずれかからメッセージの内容に関して利用規約違反の通報が入った場合、通信の秘密に関する法律で保護されるべき権利を放棄したと見なされるので、利用規約違反の通報を受け取ったサイト運営者はその内容を閲覧しても通信の秘密に関する法律の対象ではなくなります。

通信の秘密に関する法律における権利の放棄については、以前参加していた青少年ネット環境利用整備協議会で法律の専門家に教えて頂きましたが、将来法律は改正される場合もありますのでご了承下さい。

4.まとめ

掲示板などインターネット上で利用者間のやりとりが公開されている場合は通信の秘密に関する法律の対象ではないので、電気通信事届出も提出する必要はない。

送受信した内容が2者間でしか閲覧出来ないメッセージ機能を有している場合は通信の秘密に関する法律の対象となるので、電気通信事業届出を提出する必要がある。また、メッセージの内容はサイト管理者といえども検閲、閲覧することは出来ない。

通信の秘密に関する法律の対象となる送信者、受信者の2者間でしか内容を閲覧することが出来ないメッセージ機能であっても内容に関する通報を受けた場合、通信の秘密に関する法律による権利を放棄したと見なされるので、サイト管理者は内容を閲覧することが可能になる。

重要なポイント
サイト運営をしていると、サイト内で送受信された内容は全て閲覧する権利があるように勘違いしている方が多いですが、メッセージ機能はサイト管理者といえども通報を受け取った(通信の秘密による権利を放棄)場合以外は内容を閲覧することは出来ない、という点は注意が必要ですので絶対覚えておいて下さい。
アフィリエイトサービスプロバイダでシステムエンジニア、制作ディレクターとして働く傍ら、PHPの勉強がてら副業として0からメル友募集掲示板「@メル友」を開設、副業ではとても運営できない規模になった為に独立、国内最大のメル友募集掲示板に育て上げ、最大で月間500万円を売り上げ、2018年末に数千万円規模で売却。
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